転生賢者の異世界ライフ 29巻
先日発売された「転生賢者の異世界ライフ」29巻、を読んでみました!
このシリーズは、ユージさんの淡々としつつも規格外な活躍が大好きで、
新刊が出るたびにワクワクしています。
今回も、その期待を裏切らない面白さでしたね。
今回のメインテーマは、壮大な「食糧危機」!
前巻で「呪いのドラゴン」という、とんでもない敵を倒したユージ。
一件落着かと思いきや、ドラゴンの呪いが大陸広範囲に薄く残留してしまい、
作物が育ちにくくなるという深刻な事態に…。
そう、今回のメインテーマは、なんと「食糧危機」なんです!
最近の異世界ものって、
どんどん強大な敵が出てきてパワーインフレしていく展開が多いじゃないですか。
もちろんそれも面白いんですけど、
本作のように一度大きな戦いが終わった後、
その「後始末」として農業や経済といった、
より現実的な社会問題に焦点を当てる展開は、個人的にすごく好きなんですよね。
魔法だけじゃ解決できない問題に、ユージがどう立ち向かうのか。
彼の元社畜としての問題解決能力が、また違った形で発揮されるのが見どころです。
今回の敵は…まさかの「農家」さん!?その実力やいかに
大陸を救うため、ギルドの依頼で呪いを打ち消す効果を持つ
「特殊な肥料」の情報を探しに行くことになったユージ。
手がかりを求めてとある農村に向かうのですが、
そこで彼を待っていたのは…なんと、
見るからに歴戦の猛者といった風格の、めっちゃ強そうな農家のおじさん!
このおじさん、肥料に関する重要な情報を持っているんですが、
「その情報を渡すに値する実力があるか、試させてもらう」と言って、
まさかのバトルに発展するんです(笑)。
今回の敵はドラゴンや魔物ではなく、
その道のプロフェッショナルである現地の専門家っていうのが、
すごく新鮮で面白かったですね。
しかも農家さんも強い!
多分、漫画が違えば主役になれるパターンじゃないかな。
農家ではこれが普通だけど、世間では普通じゃない!みたいな展開で。
またいつもの展開!?
そんなこんなで食糧危機を脱するための情報を得たユージ。
今度は「ベリジス島」という場所に向かうことになります。
ここからはまたイビルドミナス島みたいな展開に若干なりつつ
とある1匹のスライムへの断罪で29巻は締まります。
断罪と言ってもコミカルな描写ですが
これはなかなか新しい展開w
まとめ:次巻への期待が最高潮に高まる!
というわけで、「転生賢者の異世界ライフ」29巻、今回も大満足の一冊でした!
まぁ、ちょっと内容は薄いですけどね。
でもこれから始まるであろう大きな問題解決編に向けた、
重要な地盤固めの巻だったなという印象です。
肥料の情報を手に入れたユージが、
これからどうやって大陸規模の物流や生産の問題を解決していくのか。
そして、「研究所」はまたかかわってくることがあるのか!
次の30巻は、これまでのペース通りなら11月頃に出るみたいなので、
今から楽しみに待とうと思います!
まだ読んでいない方は、ぜひ
この壮大な問題解決の序章をチェックしてみてください!
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